平素より大変お世話になっております。

ゆめかなう株式会社(東京都中央区銀座5-6-12 代表:都築 由紀子)の代表が書きおろしました、「デジタルマーケティング一年目の教科書」が10月1日より発売されました。外出も自粛の中、アマゾンなどのネット書店からご購入できます。

 

 

はじめに ※本書より、代表からのご挨拶を兼ねましてこちらに掲載させていただきます。

この本を読んでいただくことで、どのような方に、何を得てもらいたいかについて簡単に触れさせていただき、本編へと話を進めさせていただいきたいと思います。

この本を読んでいただけると有益であろうという方は、ネットで換金化ができるサービス(事業)を運営されている、もしくは今からサービスを立ち上げようとする企業でデジタルマーケティングの実務をする方です。そして、現場の実務そのものは未経験か、1~2年目あたりのビギナーの方を想定しています。

実務で必要に迫られているものの、継続して結果がしっかり出せる考え方や、やり方が分からなくてお困りの方、一般の知識(主なデジタルマーケティング用語)は書籍やネットなどで得たけれど、あるいは職場で多少見聞きしたことがあるけれど、実践となるとまだまだ自信がないと感じられる方は、ぜひお読みください。

例えば、もう少し簡単に言うと、「エスイーオー」「シーピーエー」や、「コンバージョン」というカタカナ用語の意味はなんとなく理解しているけれど、それがどのように実務につながるの? どうやって集客施策のプランニングをするのが良いの? どうやって施策のモニタリングをするのが良いの? 毎週ウェブサイトのログを集計するように上司にいわれているけれど何の意味があるの?……などと思われている方を想定しています。

そして、本書を読むことで得られそうなことは、以下の通りです。

・ネットサービスの集客施策のプランニングの仕方がわかる
・1度のヒットではなく、継続的な結果が出せる
・ネットサービスの中長期(3年程度)を見越した集客計画が立てられる
・ネットサービスのモニタリングを仕組化できる
・経営計画視点でネットサービス集客について語れるようになる
・流行りのツールやテクニックよりも、まずは基本的な考え方がわかる
……など

この本の内容は、私のリクルート在籍時代でのデジタルマーケティング業務からの知見や、現在の弊社ゆめかなう株式会社で、クライアント様にお伝えしていることで、私自身が、はじめに学んでおいたよかったという経験を元に、まとめています。

ちなみに、私は現在、世代的にはミドルの年代です。特に20代以降の方々は当たり前にPCやスマートフォンを使っていますが、私が20代の大学生の時は、PCは市場にあまり普及しておらず、大学院生のときに徐々に身近なものになってきたという時代背景があります。

当時は、大型計算機が確か主流で、それから一部の理科系の研究者あたりがPCをデスクで演算処理などに使い始めだしていて、その時はDOSという緑の画面で、「マトリックス」という映画のようなPC画面でした。開発言語もアセンブリ(アセンブラ)とかCOBOL、あるいはCとかだったような気がします。そのころの開発言語習得は現在に比べるとかなり難解でした。

その後、スティーブ・ジョブズでおなじみのアップルやWindowsが主流になり、ブラウザー(当時は、確かネットスケープあたり)が出現して、そしてフェイスブックという巨大なプラットフォーマーたちがあらわれてという、時代のとても速い流れを、身をもって経験してきました。
いまこの本を読んでいるあなたは、インターネットやITを基軸にしたビジネスに本格的に取り組まれていくのかもしれませんが、今あるものは、あと数年後にはないかもしれないし、常に新しいものが台頭してくるということを、まずは覚えておいてほしいです。

簡単に言えば、あなたが今、取り掛かっているサービスやお仕事は、AIをはじめとした最新の技術に取って代わるかもしれませんし、なくなるかもしれません。

そんな中で、あなたは今、何を習得しておくべきなのでしょうか。

「これからの新しいサービスを創造するための基礎となる普遍の考え方」をまずは身につけてみませんか。これが、いま私からあなたにアドバイスしたいことです。

時代とともに流行りもあり、形や名前をかえて、多様なサービスが現れますが、考え方の基本をおさえておくと、ご自分に必要な最新情報も取りやすくなります。「ああ、あれは昔のあれと同じだな」と思うことも、多々あります。

また、たとえ別のお仕事や業界に転職なり、独立起業なりされる場合にも、応用がききます。そして、仕事の結果を出しやすくなり、まわり(職場やの世の中)の評価にも応えられて、面白くなってくることでしょう。結果が出せるようになれば、時代はたとえ混沌としていても、自分へのゆるぎない自信がついていますから、精神的に快適だなと思うことが多くなるでしょう。

本書は、日本で人気のモバイルアクセサリー「iFace」でおなじみの株式会社Hameeマーケティング部の皆様、リクルート住宅事業部の同僚だった渡邊さん、JR東海の佐々木さんはじめ、多くの方々にご意見やアドバイス、ご協力をいただきました。
この本が、皆さんにとって有益で、少しでもお役に立てることができるのであれば嬉しいです。

2021年9月 都築由紀子(ゆめかなう株式会社 代表取締役)

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